2010年5月26日水曜日

2010年シーズンを迎えて

MotoGP(WGP)を観戦するようになって27年になる。WGPの存在を知って夢中になったのは1983年。そうあの歴史に残るキング・ケニーことケニー・ロバーツとファースト・フレディことフレディ・スペンサーによって熾烈なチャンピオン争いの結果ランキング2位に終わったケニーが引退した年だ。

当時は観戦と言ってもTV中継はなし。レース映像が観られるのは劇場公開される映画かビデオ位だった。それもシーズンオフにならないと観られない。シーズン中は月刊のバイク雑誌のレース記事で結果を確認し、写真でレースの様子を知る事しか出来なかった。

それが現在はTVで生中継でレース観戦が出来る様になった。レースの情報、ライダーのコメントやテストの情報までもインターネットでその日の内に知る事が出来る。つくづく良い時代になったと思う。

かつてはライブ撮影を中心とした自分のブログでMotoGPの感想を書く事もあったが、近年はもっぱらmixiのMotoGPコミュAkiさんのブログにコメントする位だったが、今年はもう色々な事が起こって、書きたい事があり過ぎるため、いてもたってもいられなくなってMotoGPとSBKの感想に特化したブログを新たに始める事にした。

今年はMotoGPは4強全員が契約の最終年となり、ライダーのシャッフルの可能性のあるシーズンとなっているが、開幕から前年チームメイト同士でタイトルを争ったフィアット・ヤマハヴァレンティーノ・ロッシホルヘ・ロレンソの二人が好調で、しかもホルヘの成長が著しく、昨年以上の熾烈な争いを予感させる一方、マシン特性を大きく変更して来たドゥカティ・マールボロケーシー・ストーナーレプソル・ホンダダニ・ペドロサは問題を抱える序盤戦となっており、特にストーナーとホンダを中心に早くも移籍話が加熱している。

また、今年のMotoGPは多くの有望なルーキーがデビューした事も注目のひとつで、特に昨年ルーキーイヤーでSBKチャンピオンとなったモンスター・ヤマハ・テック3のベン・スピーズと昨年250ccクラスの最後のワールド・チャンピオンとなったインターヴェッテン・ホンダ青山博一は注目だったが、ホンダは昨年型から大きく特性の変わったフレームに青山選手だけでなく、ベテランのサンカルロ・ホンダ・グレシーニマルコ・メランドリを始め多くのホンダライダーが苦しんでおり、波乱の展開となっている。

また、250ccクラスに替わって新しくスタートしたMoto2クラスは、ホンダのワンメイクエンジンというレギュレーションの元、日本のモリワキTSRを含む多数のコンストロラクターがしのぎを削る非常に面白いクラスになっていて、特にワークスが無くなった事と、エンジンパワーに関してはイコールコンデションとなった為、今まで無名だったチームやライダーにも大躍進のチャンスがあるエキサイティングなクラスになっており、事実CIPMOTO GP250富沢 祥也が開幕戦でMoto2クラス初の勝者になる等大活躍をしており非常に楽しみなクラスになっている。

一方で、SBKでは昨年僅差でタイトルを逃したNitro-Noriことドゥカティ・ゼロックス芳賀紀行が、飛躍的にトップスピードが向上した4気筒勢相手に思わぬ苦戦を強いられており、逆の意味で目の離せないシーズンになっている。

シーズンが始まって結構時間が経ってしまったが、少しずつ感想を書いて追いついて行きたい。そして、インターネット上の情報等も紹介したりリンクを掲載して、自分自身の覚え書き、収集情報の集約としても活用して行きたいと思う。

0 件のコメント:

コメントを投稿